静的文化/動的文化

大規模開発 - babie, you're my home
静的型付け言語が「コンパイラによる静的チェック」および「テスト」により安全性を保障しているのにたいして、rubyというかLL系コンパイル時チェックを省略することで物凄い柔軟性を確保、そのぶんテストは念入りにやりなさいよ、って設計思想なんですかね。静的言語文化からすると不安でしょうがないのだけど、やってみると結構どうにかなっちまうから狐につままれたような気分。


個人的には、静的な型チェックを全部捨ててまで柔軟性を追求する必要があるのかどうか、少々疑問に思っている。たしかにrubyの構文は非常に簡潔で強力だが、それらの機能はほんとうに静的型チェックを捨てなければ手に入らないのか、あるいは捨てるだけの価値があるのか? いずれ検討したいところ。いかにユーザの手を煩わせることのないで静的チェックをおこなうのか、というのが言語界隈の今後の課題なのだと(勝手に)思っている。静的チェックは、捨てるにはあまりにも惜しい技術だと思うのです。